薬の専門家であり、国家資格を有する薬剤師の数は、日本国内に約28万人ほどいらっしゃいます。現在勤めている調剤薬局や病院などで働いている薬剤師の方が、転職を決意する理由は様々にありますが、その利点としてあげられることとしては、自分の生活スタイルに沿った形で働くことができるということです。
子育てや家事などで忙しく、正社員としてフルタイムで働くことができない場合であっても、ドラッグストアなどでパートやアルバイトといった雇用形態で雇ってもらうことで、自分の生活に合った暮らしと仕事との両立が可能となります。
また、薬剤師は専門職であるため、各所からのニーズが多く、かつ時給も他の職種と比べてみても高額となっているので、例え短時間労働であったとしても、充分な報酬を受け取ることができるのも、転職する際の利点のひとつになります。
他の職種と同じように、調剤薬局や病院などに勤務している薬剤師の方も、職場内での人間関係や報酬といったものに不満を抱きながら働いている人も少なくないでしょう。そんなときには、より雇用条件の良い職場に心機一転転職をすることによって、不満の解消や問題の解決を図れる可能性があるという点が、転職をする利点であるといえます。
しかし、勤め先を変えたからといって、必ずしも満足のいく形で働けるとは限りません。そのため、転職活動をする際には、限られた時間の中で、効率良く十分なリサーチをした上で、新しい勤め先を選択する必要があります。
また、薬剤師として働いている人は、都市圏に集中している傾向にあり、各地方での医療機関や調剤薬局などでは、薬剤師不足となっているので、場合によっては地方の方が福利厚生や給与などといった面で待遇が良い職場を見つけられる確率が高くなっています。